BTOパソコンショップでゲーミングPCを購入する時の、PCパーツの選び方について解説します。
このページでは、価格と性能のバランスを考え、負荷が高いFPSでもサクサク動作で遊べる性能を想定しています。
グラフィックボード(グラボ)が最も重要
ゲーミングPCにおいて、ゲーム動作に関する性能を決める最も重要なPCパーツが、グラフィックボード(グラボ)です。
よって、最初にグラフィックボードの選択を購入予算内で行い、残り予算でその他のPCパーツを選んでいくかたちです。
ゲーム内の3Dグラフィック処理を行う役割があり、搭載グラフィックボードの性能が低いPCでは、ゲームの天敵であるラグが発生し、イライラするゲームプレイになります。
但し、高性能すぎるグラボはお金の無駄なので、価格と性能のバランスの良いミドルクラスか、それより少し性能が高いミドルハイクラスを選んでおけば十分です。
最上位クラスのハイエンドグラボは確かに性能は素晴らしいですが、その分価格がぐーんと高額になります。
グラボは性能の進化がとても早く、年々性能が良くなるので、ハイエンドでも数年経てば最新のミドルクラスよりも性能が落ちることがあります。
ミドルクラスならば、負荷が高いゲームでも十分にプレイできる性能なので、ミドルクラス以上を選んでおけば大丈夫です。
おすすめは『GeForce GTX960』で、価格と性能のバランスが良く、安定した動作が期待できます。
おすすめグラボ
・GeForce GTX980
・GeForce GTX970
・GeForce GTX960
CPUはインテル Core i5シリーズでも大丈夫
グラボに予算をかけると、予算の残りが少なくなるので、予算が無い人にはコストパフォーマンスが良いCPU「インテル Core i5シリーズ」を選んで下さい。
ゲーム動作におけるCore i7シリーズとCore i5シリーズのCPU負荷とベンチマークに関しては、ほとんど変わらないデータ結果が出ています。
もちろん、数値的にはCore i7シリーズの方が高いですが、それほど差が出るものではありません。
予算に余裕がある方は、性能が高い「インテル Core i7シリーズ」をおすすめしますが、予算の無い方はグラボやSSDの方にお金をかける方が、ゲーム動作性能は上がります。
起動ストレージをSSD化
SSDはHDDに比べ、データを高速に読み書きするのが特徴のストレージですが、価格はHDDよりも高くなります。
しかし、最近はSSDの価格がかなり下がってきており、少し予算をプラスするだけでSSDを搭載できるようになりました。
OSとゲームプログラムのインストール先である起動ストレージをSSDにし、保存用データ等はHDDに保存することで、ゲームの起動速度やゲーム中のロード待ち時間が格段に速くなります。
価格が手頃になったSSDによる、起動ストレージのSSD化は最近のゲーミングPCでは必須になりつつあります。
SSD容量は120GBだと、ゲームを2~3本インストールしただけで容量が厳しくなるので、できればSSDは240GB以上を推奨します。
メモリは8GBあれば十分
ゲーム中の使用するメモリは4GB程度と言われているので、メモリの容量は4GBあれば大丈夫ですが、多人数対戦ゲームをプレイすると大量データを扱い、メモリ4GBだけでは不足気味になります。
多人数対戦ゲームをする人にはメモリ8GB以上を選択しておけば間違いありません。
電源はケチらず品質の高いものを選ぶ
電源ユニットは、ゲームの性能には直接的に関係しませんが、パソコンの安定性に関わる重要なPCパーツです。
グラボやCPUにお金をかけハイスペックなモノを搭載するが、電源ユニットが安価にしたばかりに、購入後に電源がすぐ故障してしまったというトラブルを聞いたりします。
電源はパソコン動作中は常に使われるので、ゲーム中も負荷が高く故障するパーツでもあります。
激安価格を売りにしているゲーミングPCには、安価で品質が低い電源ユニットが多いので、1ランク上の電源にするだけで、購入後にパソコンが故障する心配が減ります。
サポート保証はオプション3年延長保証を付ける
BTOパソコンショップでは、標準で1年保証が付いてきますが、オプションの3年延長保証を付ける事をおすすめします。
BTOパソコンでは、ハズレのPCパーツが搭載されている場合に故障します。
標準の1年保証だけでは心配なので、有料でもオプションの3年延長保証を付けると安心して長く使えます。
以上の、PCパーツ選び方情報を参考に、BTOパソコンショップでゲーミングPCを購入して下さい。
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